沖縄でRC造(鉄筋コンクリート)の完全分離型2世帯住宅を建築中。
散々頭を悩ませた照明について振り返る。
まずはネットでさまざまな情報を集めながら、イメージを膨らまる。
特に参考にしたのは、ウェブの画像検索やPinterest。
※イメージに近い画像を探すために、我が家の特徴でもある杉のフローリングで検索をかけた。
調べていくうちに、シンプルでミニマルな照明デザインが好みだと気づく。
モーガルソケットやダクトレールの埋め込み、シンプルなペンダントライトの組み合わせが、目指す空間に近い。
設計士さんには、あらかじめ集めたイメージ写真を送り、
「全体が明るくなくてもいい」
「必要な場所に必要な明るさがあればいい」
と伝えた。
設計士さんから提案をいただきながら、要望を反映させつつ照明プランを練っていく。
※結果、練りすぎてよくわからなくなりほぼ最初のプランに戻す・・・
照明計画で大切にしたこと
なるべくダウンライトを使わない
ダウンライトは「普通すぎる」
せっかくの家づくりなので、もっと実験的な要素を取り入れたかった。
でも、すべてを大胆に変える勇気が持てず、妻も説得できず。
キッチンやファミリークローゼット、洗面脱衣所、トイレなどの実用性が重視される場所にはダウンライトを採用。
それでもリビングや寝室では極力使用を控え、落ち着きのある雰囲気を演出することにした。
自分で交換できること
照明器具はデザイン性だけでなく、メンテナンスのしやすさも重要なポイント。
一体型の方がスッキリするし、デザインも魅力的だが、交換ができないのはもしもの時に不安が残る。
LEDは長寿命とはいえ、製品によっては当たり外れがある。
電球が一つ切れるたびに電気屋さんを呼ぶのは避けたかったので、基本的に自分で交換できるものを選び、外の照明だけはデザイン重視で一体型にした。
交換可能なダウンライトを採用
メインの照明は、パナソニックの交換可能な「フラットランプシリーズ」を採用。
各メーカーから同じ口金規格「GX53-1」のフラットランプが出ているものの、互換性はないようだ。
設計士さんがパナソニックの「あかりプラン」というサービスを使って照明計画を立ててくれたこともあり、自然とパナソニック製を選ぶ形になった。
2024年11月、口径が小さいコンパクトなフラットランプが発売されるという情報が流れる、気になったが、デザインが「目玉」っぽく見えてしまい、今回は見送ることにした。
リラックスできること
照明の色温度もこだわりポイント。
白っぽい光は覚醒効果があり、オレンジがかった光はリラックスを促す。
リビングや寝室では、自然な光の変化を再現するため、当初はスマートライトを使って時間帯によって色温度を変えるアイデアも検討していた。
けれども、スマートLEDのデザイン(ヒートシンク部分)が気に入らず、最終的には温白色(3500K)を基本に、電球色(2700K)や昼白色(5000K)を使い分ける形に落ち着いた。
眩しさに気をつける
特に気を遣ったのが、家族の感覚に対する配慮だ。
息子は感覚に敏感な部分があり、リビングでは調光できるダウンライトを選び、ダイニングのペンダントライトは電球が直接見えないデザインのものを採用。
夜間、トイレに行く時に眩しさで目が覚めないようにするため、夜間は光量を落とすことができるパナソニックの「かってにスイッチ(換気扇連動・ほんのり点灯モード対応)」も取り入れた。
玄関から階段までセンサーで点灯
長時間いることがない玄関から階段への動線はセンサーで自動点灯するようにした。
モーガルソケットに使用する電球やダクトレールについてのこだわりについてはまた次の機会に!