家づくりの鍵となるのが、建築会社や設計事務所といったパートナー選び。
予算との兼ね合いもあるが、どこに依頼するかで、家の完成度が大きく変わる。
今回は、そのパートナーをどうやって選んだかを振り返る。
ここから、わが家の家づくりが本格的にスタート。
家づくりって何から始める?
まず、住宅売却と同様に家づくりの情報収集からスタートした。
何せ、家づくりに対して完全に無知。
どういう家が理想なのかも、まったく見えていない状態だ。
手始めにブックオフで家づくり関連の本を3冊購入。
ざっと目を通すと、断熱、気密、換気といった用語が登場。気になったキーワードをもとに、YouTubeで動画を漁る。
さっそく影響を受け、
「高気密・高断熱・第一種換気で快適に暮らすぜ!」と、その分野に強い建築会社をリサーチ開始。
だが、沖縄の気候を考えると、これらの工法が本当に当てはまるのか不安が湧く。
検索しても、高気密・高断熱を謳う会社は木造が主流で、RC(鉄筋コンクリート)を手掛ける業者はほとんど見当たらなかった。
沖縄の家づくりは、やはり特殊なのかも・・・
沖縄に適した住宅について調べ始る
沖縄の風土に適した住まい作りを探る中で、「高気密・高断熱」だけに頼らず、自然の力を活かしたパッシブ住宅の考え方に惹かれていく。沖縄県が推奨している家づくりのポイントも参考にした。
https://www.pref.okinawa.jp/jutaku/hudo/hudo_top.files/bunkatupdf/tebikisyotan20-23.pdf
沖縄の家づくり4つのポイント
- 自然風の利用
- 日射遮蔽(長い庇)
- 外壁・屋根の遮熱
- 開口部の遮熱・断熱
先に挙げたように高気密・高断熱としてエアコン使用前提で快適な家を作るという考え方もあるが、自然の力を利用したパッシブ住宅的な考えが好きということに気づく。
この辺りから木造ではなくRC住宅で建てることを決める。
理由は
- 予算はギリギリ行けそう
- 木造住宅の見た目にワクワクしない
- 1階が親世帯、2階が小世帯となるので防音面を重視
RC住宅に絞ってリサーチしまくって気になっていた会社
全て個人の感想です。
りーふ
- シンプルかつスタイリッシュな外観は好み
- 珪藻土を使用したり、自然塗料のリボスオイルを押している
- 2世帯の実績も非常に多い
- 見学会行った時の妻の評価はめちゃよかった(新築なのに匂いが気にならない、空間が畳数に比べ広く見える、外観もお洒落ということを言っていた)
- 「りーふ」というスタイルが確立している(良くも悪くも)
ファミリーボックス
- シンプルな外観、無駄がなくこちらも好み
- フローリングは無垢材を使用している
- 若そうな会社だがインスタ見る限り、細かな部分に配慮していて良い印象を持った
- 基本的に設備などはセレクトしていくタイプっぽいが洗面の造作や建具なども良さげ
- 人気すぎで完成見学会の予約すら取れなかった
サイアスホーム
- 自然素材を使う会社ではコスパがよく沖縄県内での建築戸数はかなり多め
- 漆喰、炭化コルク、無垢材などの自然素材は良さげ
- 施主の意見を尊重しているのか外観・内装(色使い含め)があまり好みではなかった。
- 建築戸数が多いのと扱う素材が特殊なので実際に家を建てる下請け会社の技術力などのバラツキがないかなどが気になる
働いている人が多いほど、担当者との相性や当たり外れが出そうだと感じた。(もちろんフォローはあると思うが経験が浅い人が担当になったり、担当物件が多すぎて手が回らなくなりそうだったり)
あとは池原建設ウインズ、未来建設なども気になった。
家づくりのパートナーは突然見つかる!
何気なく沖縄タイムスが運営している住宅サイト「タイムス住宅新聞」を眺めていると比較的近場に事務所がある自分の感性と近い設計士さんを発見!
「シンプルだけど個性的で暖かみがある家」
すぐに予算を伝えて依頼できるかメールで問い合わせる。
返答は、「坪数を抑えれば可能かも」とのこと。
希望が見えてきたので、すぐに家づくりの相談に行く事になった。