設計事務所へ家づくり相談へ|沖縄で完全分離型2世帯住宅を建てる

いよいよ気になっていた設計士さんの事務所へ相談へ向かうことに。

正直、怖くて気難しいタイプの人だったらどうしよう…と不安を抱えながらドアを叩いたが、それはまったくの杞憂に終わった。

設計士さんは意外なほど親しみやすく、コミュ力に自信がない自分でも、自然と理想の家について話ができた。

この時点でいい家ができそうと確信。(早すぎ・・)

設計士さんと話した内容 うろ覚え

家づくりの総予算を伝え、依頼することはできそうかを確認

総予算は4800万円を想定している(引越しや家具、保険などの諸経費は別途100〜200万円を用意)。

この金額で、これまで設計士さんが手掛けた家と同じクオリティで建築できるのかを確認した。

設計士さんからの回答では、これまでの実績から、延床面積40坪前半なら可能とのこと。

付帯工事や設計料、構造計算、ボーリング調査などを全て含めた家づくりにかかる全ての価格を想定(坪単価は110〜115万円程度)

※追記 最終的に予算内で約48坪ぐらいになった。(坪単価100万円ぐらい)

どういう家にしたいか

この時点で、住まいの方向性はほぼ固まっていた。

最小限の坪数で、その分、素材や設備にはしっかりとお金をかけたい。
ここでいう「設備」とは、太陽光発電やエコキュート、全館空調といった大掛かりなものではなく、照明やスイッチ、コンセント、食洗機といった細かい部分にこだわりたいということ。

太陽光発電やエコキュートは確かに便利だし、長い目で見れば節約にもなるだろう。

ただ、数十年経てば故障やメンテナンスの問題が出てくる。

それに、屋根に太陽光パネルが乗ることで、建物自体の美しさが損なわれるのがどうしても気になる。
2階建ての陸屋根なら目立たないかもしれないが、それでもやっぱり気が進まなかった。

1年でどれぐらい家を設計・管理しているか?

なんとなく気になって、1年で何件くらい設計・管理を手掛けているのかを聞いてみた。

その時点で、プラン作成を含めて4件ほど進行中とのこと。
自分を含めると5件だ。

すでに完成している家もあるだろうから、もう少し多いかもしれない。

若干、忙しすぎないかと不安がよぎったが、設計士さん曰く「コンクリートの養生期間などをうまく使って回している」とのこと。

依頼者は、既に家を建てた方からの紹介と、インスタやブログなどを見て来る人がちょうど半々くらいらしい。紹介が多いということは、既に建てた人たちが満足している証拠だと感じた。

実際に施工する建築会社について

設計士さんの仕事は、あくまで「設計」と「設計通りに家が建てられているかの管理」。

実際に現場を仕切るのは建築会社の現場監督になる。

そのクオリティの担保についても気になったので、少し聞いてみた。

設計士さんには、いつもお願いしている建築会社が3社ほどあるらしく、各社に見積もりを依頼し、条件が合った会社に工事をお願いするとのこと。

どの会社に頼んでも、普段建てているクオリティはしっかり担保できると話してくれた。(ほんとかな?)

モールテックスや床材について

お風呂や洗面に使われているモールテックスの話題も出た。

前からその無骨で格好良い仕上がりに惹かれていたが、施工がかなり難しいらしく、担当者を指名してるとのこと。
当然、値段も高い。

また、普段よく使っているという杉の30mm厚フローリングにも触れる機会があった。

分厚く、存在感と安心感が圧倒的で、個人的には床材は「これしかない」と思った。

ただ、家に帰って写真を妻と息子に見せると、どうも節が気に入らないらしい。どうなることやら。

そんなこんなで、色々な要望を伝え終え、最終的にプランを作成してもらうことになった。

設計士さんを選んだポイント

  • シンプルかつ個性的な外観 → これまで手掛けた家にそれぞれ個性がある
  • ファサード(道路から見える面)のこだわり。→ 配管やエアコンの取り付け位置が計算され無駄なものが見えないようになっている。
  • 長く取られた庇 → 沖縄の風土に適した日射遮蔽が考慮されている
  • 温かみのある室内空間 → 無垢材や漆喰を使いながらも施主の個性を取り入れまとめている
  • 相性 → 穏やかでめちゃくちゃ話やすい
  • 信頼 → こでまで手掛けた家の写真が事務所にたくさん飾ってあり、自分の建築に対する愛情と責任を感じた